パー子先生の診察日が決定したので、アメリカ行きの航空券を予約しました。本来であればジカ熱発生地域に渡航してから3か月は採精を控えないといけないのですが、そんなことを言っていたら海外出張にいけなくなってしまうので、自己責任でやる(何かあってもクリニックに損害賠償請求をしない)誓約書に署名をすることを条件に、診察日を前倒ししてもらいました。
診察の前に、クリニカルコーディネーターとウェブミーティングをして、今後のプロセスについて説明を受けることになります。その中で、プレサイクルテストの結果も確認されることになるので、ウェブミーティングの前までには結果を提出しておかなければなりません。クリニカルコーディネーターというのは聞きなれない言葉ですが、患者と医師の橋渡しをする看護師のようで、感染症やその他の人工授精をするのに望ましくない健康状態にあると判断された場合には、彼(女)がその治療方針も含めてアドバイスしてくれるのだと推測しています。
エージェントのコーディネーターからは、GC(代理母)候補が見つかったとの連絡がありました。既に家庭訪問や1次健康診査は合格しているようですが、GCが住んでいる州の親権に関わる法律を確認してからでないと、正式にマッチングができないということなので、今は現地の弁護士からの連絡待ちです。法的な問題がクリアできたとしても、GCとの契約締結に3か月、更に子宮の状態を見極めながら胚移植をするのに1~2か月かかるので、胚移植できるのは来年2月になるだろうというのが、コーディネーターの見立てです。
更に、卵子提供者も候補者が絞られつつあり、病歴や学歴などの詳細情報を確認している段階です。残念ながら、候補者のうちひとりは、12月に別のIPへの卵子提供を予定しているため、どんなに早くても採卵が年明けになってしまいます。コーディネーター曰く、GCとの契約に時間がかかり、胚移植するとしても2月以降になるわけだから、焦る必要はないとのこと。でも色々なことが一気に動いてきたので、1日でも早く胚移植したいというのが本音です。
GCと卵子提供者が決定すると、1,000万円近くの大きな出費が発生するので、それが年明けまで先延ばしできる(=資金準備に余裕ができる)という意味ではこれで良いのかもしれません。