アラフォーゲイのサロ活日記

代理母出産でゲイ男子が子供を授かるまでの記録

クリニック初診パート②

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採精が終わった後クリニカル・コーディネーターのドリ子との面談です。最初にアサインされたクリニカル・コーディネーターとひと悶着があったことは以前のブログで話しましたが、ドリ子はプロ意識の高い素敵な女性でした。

そもそもクリニカル・コーディネーターの位置づけをよく理解していなかったので、まずは彼女の役割から確認したところ、クリニックの窓口としてクライアントやGC,卵子提供者との橋渡し役になるとのことでした。例えば、既に受けている様々な検査の結果やGCの診察経過もドリ子を通して自分に伝えられることになりますし、GC卵子提供者が彼女たちの診察を受ける際も、ドリ子が諸々の調整をしていきます。プロジェクトマネージャーのような役割といってもよいでしょう。

彼女からは今後のプロセスの説明があり、疑問点があった時に自分が質問するという形で1時間の面談が進みました、人工授精のプロセスについては自分でもある程度事前に調べておいたので(関連過去記事参照)、特に驚くことはありませんでしたが、各ステップにおける詳細やリスクなどを知ることができたので、とても勉強になりました。

ドリ子はプロジェクトマネジメントをするだけでなく看護婦でもあるので、面談の後は彼女から身体検査を受けることになります。甲状腺や腹部の触診や、外傷や発疹の視診、それから下半身もチェックされるので心の準備が必要です(笑)。これらの身体検査は異常ががなければ4、5分で終わります。

身体検査が終わる頃には、最初に採精した精子の検査も済んでいて、数や奇形率、運動率に問題がなかったのでそのまま冷凍保存(英語でCryopreservationと言います)されたと伝えられました。プレサイクルテストの一環として日本で精子検査は受けていますが、念のためクリニックでも再度精子検査が行われるのです。

身体検査に続いて血液検査が行われます。この血液検査は感染症などの確認をするもので、こちらもプレサイクルテストとして日本で既に行っていますが、代理母出産の所管行政官庁であるFDA(米国食品医薬品局)が定める検査を米国内で再度受けることになります。その中に、日本で受けられなかったウエストナイル熱とHTLV2の感染症チェックも含まれています。

精子検査も感染症検査も日本とアメリカで二重に受けることになるので無駄じゃないかと思われるかもしれませんが、アメリカに来てから異常が分かって人工授精ができませんとなると、渡航にかかる時間やお金が無駄になってしまうので、クリニックとしては事前に日本で検査をしてそのリスクを最小化したいのだそうです。

因みに今回採血をしてくれた看護婦さん、腕にタトゥーは入っているし、髪の毛は紫色なので、外見だけみると心配になってしまいますが、針を刺すときの痛みがなく、採血時間も短くて、これまで自分が受けた採血のなかで一番良かったです。そんな彼女も2児の母らしく、「子供が生まれたら本当に大変。でも寝顔を見るとどんな疲れも吹っ飛ぶわ」なんて話してくれながら、採血も和やかに終わりました。

<続く>