アラフォーゲイのサロ活日記

代理母出産でゲイ男子が子供を授かるまでの記録

ジェステイショナル・サロガシー

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「トラディショナル」と違って「ジェステイショナル」って言葉は日本人にとっては馴染みが薄いですよね。Gestationalには妊娠という意味があります。トラディショナル・サロガシーだって代理母が妊娠することには変わりないじゃんと疑問に思うかもしれませんが、同時に代理母が遺伝子学的な母親であるのに対して、ジェステイショナル・サロガシーの場合には、「懐妊だけをする(遺伝的な繋がりはない)」母親であることを強調するために、gestationalという名前がついています。

因みに、代理母のことは契約書上ではGestational Carrierなどと呼ばれていますが、このGestationalも同じ意味です。ちょっと長いので、現場ではGCなんて省略されたり、surrogateと呼ばれたりすることが一般的です。

ジェステイショナル・サロガシーの場合、GC以外の卵子を使います。IPがストレートカップルであったり、レズビアン、シングル女性であれば、IPの卵子を使いますし、女性であっても何らかの理由で自らの卵子が使えない、あるいはゲイカップルの場合には、卵子ドナーから卵子を提供してもらうことになります。

精子は、IPがストレートカップルであったりゲイ、シングル男性であれば、IP自身の精子を使いますが、女性同様、不妊症を抱えているような場合には、精子ドナーから精子を提供してもらうという場合もあります。

ジェステイショナル・サロガシーが始まったのは、生殖補助医療が発達して体外受精という技術が確立されたこともありますが、ベイビーM事件のようなトラブルを防ぐという背景もあります。生殖補助医療としては、人工授精よりも卵子ドナーやGCへの手間や身体的不安が多くなり、それに応じて費用も当然上がるので、それがジェステイショナル・サロガシーのデメリットの1つであると言えます。

もうひとつのデメリットは法律の複雑性です。アメリカではIPが生まれてくる子供と遺伝関係がない(卵子ドナーと精子ドナーの卵子精子を使った)場合、IPに親権が担保されない州なんかもあるので、経験知識が豊かなサロガシー弁護士を雇うことが必須になります。

こうしたデメリットがあるものの、前述したような代理母とのトラブルが防げるというメリットがあるので、現在ではジェステイショナル・サロガシーが主流になりつつあります。