アラフォーゲイの子育て奮闘記

シングルファザーの海外子育て備忘録

LGBT史の転換点に立つ

今週水曜日に、札幌地方裁判所同性婚が認められないことを「合理的な根拠を欠いた差別的な扱いだ」として、法の下の平等を定めた憲法14条に違反するという判断を示しました。

 

判決が出る前は、(同性婚をする予定のない)自分にとってどこか他人事のような気がしていたのですが、「これで生きる希望が持てた」「やっと自分の存在が認められた」といったLGBT当事者の反応をYouTubeTwitterで数多く見かけて、自分の目から自然と涙が溢れてきて、この判決がもたらす社会的影響度を改めて実感させられました。
 
原告のみならず、今回の画期的な判決を引き出した「結婚の自由をすべての人に」北海道訴訟弁護団、そして彼らを影から支えてきた支援者のみなさまには心から敬意を表します。ささやかではありますが、CALL4を通してクラウドファンディングに協力させていただきました。

奇しくも同日、東京都新宿区議会でパートナーシップ制度導入の審議が行われていたのですが、賛成13、反対23の賛成少数で否決されました。新宿といったら日本におけるLGBTのメッカと言っても過言ではありません。そんな新宿でパートナーシップ制度すら通らないというのも、日本のLGBTコミュニティが直面している現実のひとつだということを忘れてはいけません。