妊活ブログでたまに子宝祈願や安産祈願の報告をなんかを見ますけど、自分は占いの類も含めてこうした科学的根拠のない宗教は一切信じません。そうした迷信が無意識バイアスであったり、差別に繋がると考えているからです。
「A型の人は〇〇」「蟹座の人は〇〇」って、「女性は〇〇」とか「外国人は〇〇」っていうのと発想は変わらないと思うんですよ。根拠もなく一般化してしまうという意味において。陣痛中の赤富士や戌の日の帯祝いも、それをしたから妊娠したり安産になった訳ではなくて、そういう迷信を信じてやっている人がいて、その人が妊娠したり安産したりすると、あたかもそこに因果関係があるかのように更に信じてしまい、迷信が助長されていくんですよね。迷信を信じようが信じまいが、統計的に見たら妊娠率も出産率も変わらないはずです。
助産師HISAKOが最近胡散臭いな〜と思い始めたのは、彼女が自分のホームページ上で自分が描いた赤富士を配っているのを見たというのも理由にあります。
他人に影響されやすい性格の人の精神安定剤になったり、神社にいくことがイベントになって家族のコミュニケーションの場が作れるといった効果はあるでしょうけど、本当に妊娠したい・安産したいと思うなら、もっと別のお金と時間の使い方があると思います。
こんなこと書いておいて万が一自分の子供に何かあったら、「サロカツが神様を冒涜したからだ」なんて鬼の首を取ったよう人も出てくるかもしれないですけど、それも上の議論と同じです。流産や早産、死産のリスクは一定割合あって、神様を信じようが信じまいが、確率統計的には両者のリスクに変わりはないはずです。
そんな自分も小学生の頃は迷信を信じて、試験には湯島天神で買った鉛筆を使ってましたよ。でもね、その鉛筆を使って頭が良くなるわけではないし、普段から勉強している子や天才は、そんな鉛筆使わなくても成績が良い訳ですよ。それを小学生ながらに悟って以来、宗教や迷信は信じないようになりました。