アラフォーゲイの子育て奮闘記

代理母出産で子供を授かったゲイ男子の育児日記

成田で5時間かかった入国手続き

バシネットに入れると泣き出してしまうせいで、12時間のフライト中ほぼずっと息子を抱えていたサロカツです。途中自分もウトウトとすることがあったんですが、その時子供を落とさなかったのが不思議です滝汗

 

成田に着陸した直後は、やっと日本に着いたという安堵感と、息子をベビーカーに乗せられるという開放感に浸っていたんですが、実はここからが長い入国手続きの始まりだということも分かっていました。というのも、現在厚生労働省がコロナの水際対策を強化していて、海外から入国者には漏れなくコロナウイルス検査、過去の渡航歴の確認(とそれに応じた強制隔離有無判断)、そして位置確認アプリのインストールが求められるからです。

 

数ヶ月前にアメリカや欧州から帰国した友人から、全ての手続きに4〜5時間かかったと聞いてはいましたが、空港スタッフも慣れてきたでしょうから、うまくいけば2〜3時間で全ての手続きが済むのではないかと期待していたんですよね。

 

ところが、自分が成田に到着した午後の時間帯は到着便のラッシュアワーパラリンピック開幕を控えて、関係者らしき人も沢山いたので、飛行機を降りてから到着ロビーに出られるまで、結局5時間近くかかってしまいました。その間トイレはいけましたが、調乳用のお湯を入手することなんてできません。それも想定範囲内だったので、液体ミルクをバッグに何本か忍ばせておいて、お湯がなくても授乳できるようにしておきました。

 

一番時間がかかったのは息子のコロナウイルス検査。唾液を規定量採取しないといけないのですが、生まれて10日ばかりの新生児、唾液を自分で吐けるわけではないので、スポイトを口の中に入れて吸うことになっていたんですが、全然集まらないんですよ笑い泣き子供もしてみれば口の中に哺乳瓶でもないものを何回も入れられてるわけですから、気持ちの良いものじゃないですよね。

 

幸い、コロナウイルス検査の時以外はおとなしくしてくれていたので、5時間の入国手続きもそれほどストレスに感じることなく済ませることができました。入国審査のゲートを通過して日本に入国できた瞬間は、「ようやくアメリカから息子を連れて帰ってこれた」と感慨もひとしおでした。

 

が、これで安心はできなかったのです。なぜなら海外からの帰国者は、公共の交通機関を使ってはいけないので、電車もタクシーもバスも使えないからです。<続>