アラフォーゲイの子育て奮闘記

代理母出産で子供を授かったゲイ男子の育児日記

代理出産を振り返る④

代理出産においてIPが制御できることは限られていて、多くの場合卵子ドナーや代理母に依存することになります。唯一自分の裁量で進められることは、認知や出生届、パスポート申請などの各種届出で、そこをしっかりできたことが、円滑なサロ活に繋がったと考えています。

 

一番大変だったのが胎児認知で、何度か本籍地役場から書類不備だと言われて、必要書類を揃えるのに数ヶ月かかってしまいました。代理母が住んでいる州によって胎児認知の難易度が変わるので、例えば代理母がカリフォルニア在住であれば、もっと短期間で手続きが済んだはずです。

 

次に大変だったのが出生届で、日本と書式が若干異なっていて、妊娠中期から現地の日本国領事館と連絡を取っていましたが、現地に到着してから新たに分かった情報もありました。万が一必要書類が欠けていたら、数週間のロスが発生していたかもしれないので、コミュニケーションはし過ぎる位でちょうど良いんだなと思いました。

 

アメリカのサロガシー弁護士に依頼した手続きもいくつかあって、単独親権獲得や子供の出生証明書取得については、自分で手を動かすことはありませんでした。ただし、弁護士から確認の連絡が度々きていたので、返信が遅れると、そこがボトルネックになってしまう可能性は十分にありました。

 

結果としては、当初1ヶ月半のアメリカ滞在を覚悟していたのが、3週間で済みました。コロナによる渡航規制がなければ、2週間位に短縮できたかもしれません。