アラフォーゲイの子育て奮闘記

代理母出産で子供を授かったゲイ男子の育児日記

自分の医者をどこまで信じられますか?

もう4年以上も前に書かれたものですが、日本における不妊治療に問題提起をしたこんな記事があります。

不妊治療患者数世界一なのに、その治療による出生率が世界最下位。これが日本の不妊治療医のレベルの現実なんですよね。それなのに「当院で50歳の患者さんが卒業しました」とか煽る医者を見ると、その医者のモラルを疑ってしまいます。散々無意味な治療を続けさせて、どうせ最後は年齢のせいにするんですよね?
 
国が不妊治療に対する補助金を出すこと自体には賛成です。そうすることによって、経済的な理由で治療を諦めてきた人にも門戸が開かれますからね。ただし、低レベルな治療に税金が使われるのは、納税者としては納得がいきません。各クリニックの治療実績を客観的に数値化し、一定の水準に達しないクリニックは補助の対象外にするといったルール作りがあわせて必要だと考えます。
 
それまでの間、悪徳医のみならず、一部の効果のない不妊鍼灸やサプリといった「不妊ビジネス」を目利きして、患者自身が自らの身を守るほかありません。
 
知り合いの中に30代後半で早々に不妊治療を諦めて代理出産した人がいます。彼女はアメリカ留学経験があるので、普通の人よりは海外の不妊治療事情に精通していたこともありますが、なんでも日本の不妊治療に限界を感じ、これ以上お金と時間を無駄にしている余裕はないと感じたそうです。とても勇気のいる選択だったはずですし、血が繋がっていないという葛藤を抱えているかもしれません。でも念願の子供を授かって穏やかな顔で子育てをしている彼女を見ると、少なくとも彼女にとっては正しい決断だったのではないかなと思います。