現地空港ではマスク着用が義務付けられていましたが、市街地に着くとほとんど誰もしておらず、バスや地下鉄など公共の交通機関を利用する時だけ現地の人はマスクをしているようでした。
現地オフィスで働いている同僚も同じ。オフィスでは誰もマスクをしていませんでした。「気になるならつけてもいいよ」と気遣って言ってくれるんですが、ついつい周りに流されて自分もノーマスクで過ごしてしまいました。
仕事中はまだ良かったのですが、問題はディナー。出張中毎晩同僚と食事をすることになっているんですが、周りが騒がしいので、みんな大声で話すんですよね。今の日本では考えられないくらいの密です。しかも、コロナに感染したことのある同僚も何人かいたんですけど、風邪くらいの感覚でいるのか、現地の同僚はあまり気にしていないみたいなんですよね。
帰国までにコロナに感染してしまうんではないかと心配していたんですが、どうやらそう考えていたのは自分ひとりではなかったようで、アジアの他の国から来ているメンバーも、自国では普段マスクをしているので、あまりにギャップに不安だったようです。
いくらオミクロンが重症化しにくいとはいえ、コロナの後遺症は未知数です。イギリスの研究では、脳の一部が萎縮し、認知症などのリスクが高まることなども報告されているので、油断はできません。
自分だけならともかく、万が一自分から息子にコロナウイルスをうつすことがあったら、悔やんでも悔やみきれません。「コロナはもうインフルエンザみたいなもの」などと油断せずに、しっかり感染予防対策をしたにといけないなと感じました。