アラフォーゲイの子育て奮闘記

代理母出産で子供を授かったゲイ男子の育児日記

天国の姉へ〜49日を終えて

姉さんが天国へ逝ってから49日が経ち、昨日は母と妹、息子と一緒に食事をしてきたよ。姉さんが最後沖縄旅行で食べられなかったしゃぶしゃぶを食べに行こうか、それとも姉さんが好きだったインドカレーを食べに行こうか、そんなことを相談していると、姉さんがまだすぐそばにいるんじゃないかという気分になりました。

 

仏教では人は亡くなって49日で仏のもとへ向かうとされているみたいです。その49日までの間、7日ごとに閻魔様の裁きを受け、49日に極楽浄土に行けるかどうかの最後の審判を受けるのだとか。でも姉さんは亡くなったその瞬間に、ファストパスで極楽浄土に行けたはずだよね。だってあれだけ気遣いできて人望が厚かったんだもん。

 

天国はどんなところですか?あなたのことが大好きだった甥っ子は見えていますか?姉さんの死で考えさせられることが色々あって、自分ももっと頑張らないといけないけど、子育ての忙しさを言い訳に、まだほとんど何もできていいません。これまでは姉さんを叱咤激励してたけど、今度は自分が姉さんに叱咤激励される番だね。

 

49日は喪に服していた遺族が日常生活に戻る日でもあるということでだけど、姉さんのいない日常は日常という感覚がありません。火葬式の時に心の中でケジメをつけたつもりだったけど、昨日改めて姉さんのことを考えさせられて、この世に戻ってきてほしいと涙が止まりませんでした。

 

最後に行った沖縄のビーチで、車椅子からおりて幸せそうに海に入っていった姉さんの姿が今での目に焼き付いています。どうか天国も、あのビーチと同じく光り輝いていて、自分たち家族に囲まれている場所でありますように。