アラフォーゲイの子育て奮闘記

シングルファザーの海外子育て備忘録

バイリンガル育児に必要な「慣らし期間」

1歳の息子を連れて海外移住したワンオペシングルファザーのサロカツです🙇🏻‍♂️

 

昨日幼稚園に息子を迎えに行った時に、入園オリエンテーションで知り合った日本人のお母さんと会いました。お子さんの学年は息子よりも1つ上(4歳)でクラスも違いますが、うちの幼稚園は縦割保育なので、環境は大体似ています。

 

そのお母さんから、お子さんが英語環境に馴染めていないと相談されました。

 

そのご家庭は海外赴任が多くて、これまでも英語圏に住んでいたようですが、直近は日本にいたそうです。お子さんは日本語の方が得意なようで、学校で友達や先生とうまく意思疎通が取れていないと保護者面談で指摘があったばかりでなく、本人も日本語が話せる友達を欲しがっているとのことでした。

 

環境が変わって最初のうちは大変かもしれませんが、子供は1〜2年で日常会話を身につけることができると言われてますし、教育熱心なご家庭で親御さんが献身的にサポートしてあげているので、半年もすれば状況は変わってくるのではないでしょうか。

 

うちの息子の場合、まだ日本語の三語文も話せない状態で海外移住したので、そもそもまだ母語の基礎も形成できていませんでした。そして最初通ったナーサリーに日本人のクラスメイトが何人かいたので、日本に住んでいた時の完全な日本語環境から、徐々に英語環境に移行することができたのだと思います。

 

ナーサリー時代は、日本人の友達と日本語ばかり話していると先生から指摘されて悩んだこともありますが、振り返るとすごく有益な過程で、あの1年間があったからこそ、完全英語環境の新しい幼稚園に適応できたのだと思います。

 

親が国際結婚をされていて、日頃から家庭で2つの言葉に触れている子供であれば、どちらの言語の環境でも自然に順応できるかもしれませんが、両親とも日本人のモノリンガル家庭やうちのようにひとり親家庭が海外移住をする際には、このような「慣らし期間」を設ける必要があるのかもしれません。

 

↓幼少期に英語圏に移住すれば苦労せずに英語が習得できるという単純な話ではありません。バイリンガル教育を考えている方は一読をお勧めします