1歳の息子を連れて海外移住したワンオペシングルファザーのサロカツです🙇🏻♂️
昨日アメリカ大使館に行って学生ビザの面接を受けてきました!
面接までのビザ申請の流れは備忘録的に下に書いておくので、アメリカ留学を計画している方や興味のある方は、合わせて読んでみてください。
アメリカ大使館は警備がとても厳重で、持ち込めるものは書類とお財布のみ。スマホは入り口で預けなければなりません(しかも預かってくれるのは1台のみ)。それ以外のパソコンや飲み物などは預けることすらできません。それに比べると日本大使館の警備は緩々です
自分はiPadとモバイルバッテリーを持っていたので、一旦帰宅して荷物をおいてこなければいけないのかと焦りましたが、自分のように持込禁止のものを持ってきてしまう人が多いのか、救済策が用意されていました。
それは近くのレストランの有料荷物預かりサービス(約500円)。でもちゃんとしたロッカーや金庫に入れてくれるわけではなく、衣装ケースのようなものに無造作に入れられて、ウェイトレスのおばあちゃんが見張っているというだけのものでした貴重品なのでとっても不安でしたが、背に腹を変えられないので、仕方なく預けることにしました。
今度こそ無事に保安検査を通過し、大使館の中に入ってみると、既に長蛇の列がありました。自分も含めて面接を受ける人はみんな時間指定されているはずですが、自分の順番が来るまでなんと1時間もかかりました!大使館にはスマホもカメラも持ち込めないので、写真は撮れませんでしたが、雰囲気は下の写真のような感じです(実際には椅子がなかったので、1時間立ちっぱなしでしたけど)。
面接といっても、ガラス越しのカウンターで行うので、嫌でも会話が聞こえてきます。自分と同じように学生ビザの申請をする人もいましたが、大多数は観光ビザを申請する人で、「ニューヨークへ自由の女神を見に行く」とか「LAにいる親戚に会いに行く」と渡航の目的を説明していました。
そう、日本人はほとんどの国にビザなしで観光に行けますが、普通は外国に行く時はビザが必要なんですよ。それがたとえ数日間の旅行であっても、こうやって時間とお金をかけてビザを取らないといけないんです。
因みに、ビザなしで入国できる国が一番多いのがシンガポールのパスポートで、なんと世界227の国・地域のうち195の国・地域へのビザなし渡航が可能です。日本のパスポートは193の国・地域へのビザなし渡航が可能で、世界第2位となっています。その後も、僅差でフランス、ドイツ、イタリア、スペイン、フィンランド、韓国、オーストリア、デンマーク、アイルランド、ルクセンブルク、オランダ、ノルウェー、スウェーデンとなどの北欧や西欧の国が続きます。
簡単に言ってしまえば、経済的に豊かな国ほど、ビザなし渡航ができるということです。つまり、日本のパスポートが世界第2位の地位でいられるのは、第二時世界大戦後、急速に日本の経済復興をしてくれた先人のお陰です。自分の面接の順番を待つ間、そうした人たちへの感謝の想いがいっぱいになりました。
さて、肝心な自分の面接でしたが、根掘り葉掘り質問された場合に備えて、銀行の残高証明書や卒業証明書、成績証明書など追加の書類を用意しておきましたが、それらを使うことなくあっさり終わりました。
面接官「(自分の書類を見ながら)ワオ、〇〇大学に行くのね!おめでとう!」
自分「ありがとうございます」
面接官「何を勉強するの」
自分「〇〇を勉強します。理系なんで」
面接官「すごいわね。卒業したら何するの?」
自分「今の会社でもっと良いポジションに就けたらいいなと考えてます」
面接官「そうね。じゃあ承認するわ。じゃあ後日パスポートを取りにきて」
終始和やかな雰囲気で、2分もかからずに終わりました。これも、自分が日本国籍を持っていたことと少なからず関係していると思います。なぜなら、同じように学生ビザを申請していた現地の人の中には、「(これまでの職歴と関係ない分野を)なぜ勉強する必要があるの?」とか厳しく質問されている人もいたからです。
今回アメリカの学生ビザを申請するにあたり、日本人であることのありがたさを改めて感じました。
<参考>面接までの流れ
①SELVIS費用支払い
Student and Exchange Visitors Information System(SELVIS)とは、アメリカ国土安全保障省(DHS)の留学生情報管理システムのことで、学生ビザを申請する人は、DHSにSEVIS費用を支払い、費用払い込みのレシートを面接時に提出しなければなりません。支払い時にSELVIS IDの記入が必要になりますが、それは大学から届くI-20(在学証明書)という別の書類に書いてあります。
SELVIS費用はビザ申請費とは異なるので、ビザ申請費は別途支払いが必要になります。
https://www.fmjfee.com/i901fee/index.html
②米国務省ホームページでプロフィール登録
ビザ申請費($185)はここで払いました。面接予約やパスポートの返却方法の選択もここからした記憶があります。面接は1ヶ月先まで埋まっていたので、渡航前に余裕を持って申請を開始しておくことがお勧めです。ビザ申請費のレシートと面接アポイント確認書も印刷して面接時に持参しました。
https://www.ustraveldocs.com/th/en/nonimmigrant-visa
③オンラインビザ申請(DS-160)
記入しなければならない項目が多いのに、セキュリティの理由からか2分位で強制ログアウトされるというユーザー視点皆無のウェブサイトで申請をしますログアウトされる度に、書きかけだった内容を書き直さなければいけないので、とても苦労しました
予め記入内容を別のところに書いておいて、それをコピペするのがお勧めです。特に職歴や過去のアメリカ渡航歴(滞在日数を含む)、家族以外の日本での連絡先とかは記入に手間取るので要注意!
オンライン申請が終わると確認ページが出てくるので、それを印刷して面接時に持参。