アラフォーゲイの子育て奮闘記

シングルファザーの海外子育て備忘録

豚丼の思い出

4歳の息子を連れてアメリカに大学院留学しているワンオペシングルファザーのサロカツです🙇🏻‍♂️

 

試験勉強のストレスと睡眠不足が原因なのか、まだ身体が本調子ではありません。

 

こんな時自分は韓国料理を食べるようにしていて、今日は豚キムチにしたかったのですが、息子はまだ辛いものが食べられないので、代わりに豚丼にしました。

 
 
豚丼には苦い思い出があります。
 
中学校の部活では土日は弁当持参のことが多かったのですが、ある時豚丼だったんです。貧しい母子家庭に育った自分にしてみると、豚丼はご褒美みたいなものだったのですが、同級生がその豚丼を見るなり、「固そうな肉だな」って揶揄ってきたんです。
 
彼とは仲が良かったですし、彼のうちは裕福で、焼肉と言ったら綺麗な霜が降った牛肉しか食べたことがなかったのでしょうから、彼にしてみれば悪気のない一言だったんだと思います。でもそれから30年経った今でも、豚丼を作る度に彼の言葉を思い出します。
 
アメリカから低所得者認定を受け、食料配給に頼っている自分と息子は、相対的に見たら当時と同じかそれ以上に貧しい生活をしているかもしれません。
 
実際食料配給では腐りかけのものをもらうことが多々あります滝汗息子にだけはちゃんとしたものを食べさせたいので、例えば傷みかけのりんごをもらったら、きれいな方を息子に分けて、じぶんは変色した怪しい部分を食べるようにしています。
 
もしこんな生活がこれからも続いたら、息子には自分と同じように辛い思いをさせてしまうかもしれません。でももし高級食材を買うお金がうちにあったとしても、自分は間違いなく食べ物ではなく教育に投資します。
 
息子には贅沢はさせてあげられませんが、自分の「好き」を見つけてそれを得意なものにしてあげる手伝いだけは全力でしていくつもりです。