アラフォーゲイの子育て奮闘記

シングルファザーの海外子育て備忘録

涙腺が崩壊した卒業式

4歳の息子を連れてアメリカに大学院留学しているワンオペシングルファザーのサロカツです🙇🏻‍♂️

 

昨日は大学院の卒業式がありました。
 
卒業証書を受け取った後、一言挨拶をする時間があって、他の卒業生は教授や家族への感謝の気持ちを伝えていました。
 
みんな晴れやかな顔をしていて、日本の卒業式と違って、泣いている人はいません。アメリカでは大人が泣くとマイナスの印象を持たれることが多いことや、みんな楽しみながら学業に専念してきたからというのが理由ではないかと考えています。
 
自分はありきたりの挨拶ではなく、「シングルファザーとして育児との両立は大変だったけど学びも多かった」と言う正直な感想を用意していて、笑顔でそれを言うつもりでした。
 
自分の番になり、息子と壇上に上がり、卒業証書を受け取った後、マイクの前に立ち、挨拶をしようと思った途端、この1年間に経験した辛さや悔しさ、それでもこうして卒業まで辿り着けた嬉しさが複雑に絡み合った感情が胸の中から込み上げてきました。
 
「絶対に泣かない、絶対に泣かない」そう自分に言い聞かせながら、用意した言葉を淡々と話そうしましたが、第一声を発する前に涙が溢れてきてしまい、言葉に詰まってしまいました。
 
恐らくほんの数秒の出来事だったと思いますが、自分にはその倍以上に感じられました。
 
なんとか涙を堪えて、「シングルファザーとして・・・」と言葉を振り絞ったところで、また言葉が出なくなってしまいました。それで意を汲んでくれた会場の全員が、自分がまた話せるようになるまで、拍手をしてくれて励ましてくれました。
 
クラスメイトにも先生にも絶対に自分が泣くところは見せたくなかったのに、自分の感情を抑えることができませんでした。
 
自分の席に戻った後、同級生のスピーチを聞いていました。みんな笑顔でしたが、きっとみんなそれぞれ当人にしか分からない苦労があったんだろうなと推測しながら聞いていたら、また涙が出てきてしまいました。
 
この1年間は学業も育児も中途半端で、自己嫌悪に陥ることの連続でした。勉強ではクラスメイトに敵わない。育児でも他の保護者に敵わない。一体自分は何をやっているんだろうと自問自答する日々でした。
 
大学院生活を振り返り、最大の学びは、「『大事なこと』をしているのであれば、完璧でなくても良い。不完全でもやり続けることが大事」ということでした。
 
もちろん完璧にできるのであればそれに越したことはありません。でも、自分のような凡人にはそれが難しいので、せめて大事なことをやる続けるしかないんですよね。
 
自分のとって大事なことは、学び直しをして残りの社会人生活の中でAIに負けないスキルを身につけることと、息子が好奇心や自己肯定感を持って成長できる教育環境を与えることの2点です。
 
それをやり続けること、そして完璧でないことを受け入れられるようになることが、これからの自分の課題です。