アラフォーゲイの子育て奮闘記

代理母出産で子供を授かったゲイ男子の育児日記

用語集

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海外で代理母出産をする際に最低限理解しておきたい用語をまとめました。

Birth Plan - 子供が生まれた後の指示が書かれた計画書で、授乳の方法から緊急時の対応までが書かれている。弁護士が病院と相談しながら作成されるのが一般的で、仮にIPが出産の立会いに間に合わなかったとしても、この計画書を新生児のケアが行われる。

Cryopreservation - 細胞や組織、器官を低温または氷点下まで冷却する行程。精子卵子、胚(細胞分裂した受精卵)を冷凍保存するのに用いられる。

GC - Gestational Carrierの略で、子供を身ごもってくれる人、所謂代理母のこと。依頼者であるIPを契約を結んで代理母出産を行う。

Gestational Surrogacy - 代理母卵子提供者が異なる代理母出産。卵子提供者の卵子を使った受精卵を代理母の子宮に移植する。代理母卵子提供者が同一人物となるTraditional Surrogacyと区別され、最近ではGestatoal Surrogacyが主流になっている。

IP - Intended Parentの略で、これから親になろうとしている人(代理母の依頼者)のこと。代理母出産を通して子供を持つことを計画している個人やカップルという意味で使われる用語で、単数形であれば自分のようなおひとりさま、複数形(Intended Parents) であれば異性または同性カップルを指す。サロゲートのことを調べ始めた頃は、知的財産(Intellectual Property)と勘違いしていました(笑)。同じ意味の言葉として使われる用語に、Prospective Parentという用語もある。

IVF - In Vitro Fertilizationの略で体外受精のこと。In vitro(イン・ビトロ)は「ガラスの中で」という意味のラテン語で、体外受精が通常ペトリ皿で行われることから、in vivo(生体内)と対比的に使われている。俗語で「試験管ベイビー」と言われることもある。排卵誘発剤を使って卵子を採取した後、同日に採取された精子と受精させ、数日間培養します。受精卵の分割が確認できると、そこから質の良いものが選ばれ、4細胞期または8細胞期の段階で子宮内に注入(胚移植)される。母子ともにリスクの大きい多胎妊娠を防ぐために、子宮に戻される受精卵は原則1個とされている。サロゲートによっては多胎妊娠を受け入れてくれるが、母子へのリスクは、追加の医療費にも繋がる可能性があるため、その観点からもエージェントは推奨しないことが多い。

Nuchal Translucency - 妊娠初期の胎児を超音波検査で観察する際、後頸部に存在する低エコー域のこと。ここが通常の胎児に比べて厚くなっているときは、染色体異常や心奇形などの可能性があるとされている

PGT-A - Preimplantation geneting testingの略で、胚の一部を生検し染色体の数を検査する方法。PGS(Preimplantation Genetic Screening)とも呼ばれる。染色体異常がない受精卵を着床させることにより、流産率が下がることが期待される。日本では、まだ臨床研究レベルに留まり実用されていないが、欧米では数多く行われている。

Traditional Surrogacy - 代理母卵子提供者が同一人物である代理母出産。代理母卵子提供者が異なるGestational Surrogacyと違い、代理母が遺伝的な母親でもあるため子供に感情移入することがあり、子供を渡してもらえないトラブルが起きる可能性もある。