アラフォーゲイの子育て奮闘記

代理母出産で子供を授かったゲイ男子の育児日記

シングルファザー飛行機の中で嘔吐する③

1歳の息子を連れて海外移住したワンオペシングルファザーのサロカツです。

 

離陸直前の飛行機の中でトイレに駆け込んで嘔吐してしまったというところまで前回お話しました。吐きながら、嘔吐物を分析したり、(乗客が安全ルール無視してトイレに駆け込んで)CAさん困ってるだろうなと心配したり、次にトイレを使う人のためにも汚せないからとトイレットペーパーを用意したりと、辛いながらも冷静だった自分が意外でした。

 

目から鱗だったのは、吐いたら楽になるということ。吐いた途端に、今までの辛さが一気に吹き飛び、その後は着陸まで熟睡できました。

 

ところが、着陸前にリクライニングを元に戻したせいもあり、着陸前後からまた体が辛くなってきました。飛行機を降機する時も、キャリーケースに寄っかかっていないと歩けない状態。ボーディングブリッジを渡ってターミナルに入ったすぐのところにトイレがあるのを見て、念の為今行くか、それとも1秒でも早く家に帰って息子に会うか迷ったのですが、すぐに吐き気が込み上げ、深く考えずにトイレに直行。

 

トイレに入って便器に顔を埋めた瞬間また吐いてしまいました。機内で吐いた時もそうだったんですが、トイレが絶妙な場所にあったので、2回とも服も周りも汚さずに嘔吐することができました。それだけが誇りです😆

 

今回も吐いたら随分と楽になりました。今考えると、この時トイレに行っておいてよかったです。この後タクシーに30分ほど乗って帰宅したのですが、もしタクシー内で吐き気を催していたら大惨事になっていたと思います。

 

帰宅してからは一度も吐くことはありませんでしたが、38度の熱と頭痛が1日続いて、その日はほぼ仕事になりませんでした。ノロウイルス等の感染症で息子に移してしまわないか心配だったので、その日は自分が触ったところは除菌スプレーや希釈した塩酸をかけまくり、息子ともなるべくスキンシップを取らないようにしました。息子をハグしてあげられなかったことが、体調が悪いこと以上に辛かったです。

 

なんとか今回は数日で仕事も家事も育児もできる状態に復帰できたのでよかったのですが、ワンオペシングルファザーにとって、自分が体調を崩したら全てが機能しなくなり崩壊します。身体が資本であることを思い知らされた貴重な経験でした。全世界のワンオペママさん・パパさん、お互いに体調管理に気をつけて頑張りましょうね!<完>