アラフォーゲイの子育て奮闘記

代理母出産で子供を授かったゲイ男子の育児日記

代理出産を振り返る②

初めての代理出産。最初の胚移植で妊娠し、母子ともに健康に出産ができたことが何よりも良かったです。運もあるかと思いますが、信頼できるエージェントとIVFクリニックを選んだこと、そして着床前診断をしたことも理由として挙げられると思います。

 

アメリカでは、全米生殖医学会(ASRM)によって代理母の年齢や出産回数から刺青やピアスの有無まで、代理出産ガイドラインが事細かに定められているので、一定程度の代理母の適正は担保されていますが、更に厳しい基準を設けているエージェントやクリニックもあります。例えば、ASRM基準だと、2回までは帝王切開を認めていますが、自分のエージェントは、1度でも帝王切開したことがある女性は、選考段階で落としています(2回目以降の代理出産の場合は別)。

 

そうした厳しいスクリーニングを通過した代理母候補であっても、自分のクリニックは更に厳しい基準を設けていたので、エージェント(と産科医)がお墨付きを与えた候補者の約半数を不適正として落としていました。それが故にマッチングに時間を要しましたが、母子の健康が最優先なので、結果的に良かったと思います。

 

着床前診断に関しては、20代や30代前半の卵子ドナーのデータがほとんどないことから、IVFクリニックの主治医はその信頼性に懐疑的な立場を取っていて、やってもやらなくても結果は変わらないよと言われていました。なので、着床前診断に効果があったのかは分かりませんが、少なくともできることは全てやったという満足感は得られたので良かったです。