アラフォーゲイの子育て奮闘記

代理母出産で子供を授かったゲイ男子の育児日記

幼少期のトラウマ

平泳ぎのイラスト

自己流フォームを改善すべく、スイミングレッスンに通い始めたサロカツです。どんなスポーツで同じだと思いますが、フォーム矯正ってすごく大変で、身体に染み付いてしまった悪い癖は、地味なドリル練習で少しずつ取っていくしかないんですよね。浅田真央ちゃんがバンクーバー五輪の後にジャンプ矯正を始めて不振に陥ったのがよく分かるわ。

フィギュアスケートを語り出したら止まらなくなるので(笑)、水泳の話に戻ります。今でこそトライアスロンをやるようになった自分ですが、実は5年前位までほとんど泳げなかったんですよ。子供の頃から水に対して恐怖心があったようで、3歳位の時に家族でプールに行った時、母親に水の中に入れられて大泣きしたのを鮮明に覚えてます。

小学校のプールの授業では、ひとり泳げなくて、クラスメートの前でプールの真ん中までただ歩いてまた戻ってくるというパフォーマンスをやらされ、先生が「サロカツ君はこんなに上手にプールの中を歩けるようになりました、みんなで拍手してあげて」という公開処刑されたのもいまだに覚えてます。だから水泳の授業がある日は憂鬱でしたね。

こんな経験から水泳に苦手意識を持ったまま、成長してしまったわけなんですが、大学生の時にセーリングの授業をとるのに、200メートル泳いだ後、1分間足のつかないプールで何にも捕まらずその場でスカーリングするってテストがあったんですよ。火事場のくそ力で、なんとかギリギリパスしたものの、疲労のためその後更衣室数時間気を失ってしまったくらいです。

それから十数年後、ある時ジムに行ったら、いつもは混んでるプールに誰もいなかったんですよ。これだったら人目を気にせず練習できると思って、勇気を振り絞ってプールに入りました。当時は25mやっと泳げる位で、その日は休憩しながら100m泳ぐのが精一杯でした。それから徐々に本数を増やして行って、1ヶ月後には数百メートル、半年後には1kmと泳げる距離が段々と長くなって、今では3km位であれば休憩なしで泳げるようになりました。

水泳はとてもバランスの取れた運動で、有酸素運動だからダイエットにもなるし、綺麗ない筋肉がついて外見も良くなるし、膝への負担が少ないので歳を取っても続けられます。こんなに良いスポーツならなんでもっと早くからやっていなかったんだろうと後悔することが多いです。自分の子供が同じように水嫌いだったとしたら、安心して挑戦する環境を作ってあげて、少なくもとも苦手意識を持たないようにしてあげたいです。

これは水泳だけじゃなくて、他のスポーツや勉強、人とのコミュニケーションなど、他の面でも言えることで、子供が苦手としていることがあれば、その劣等感を取り除いてあげて、じぶんの可能性に蓋をしてしまわないような教育をしたいですね。スイミングのレッスン後にそんなことを考えながら帰路についたサロカツでした。