アラフォーゲイの子育て奮闘記

シングルファザーの海外子育て備忘録

ADHDと診断されたシングルファザー

1歳の息子を連れて海外移住したワンオペシングルファザーのサロカツです🙇🏻‍♂️

 

今日の記事は書こうかどうか半年近く迷っていたんですよね。自分の弱さを曝け出すのが怖かったので。

 

でも、ブログを再開した理由のひとつに、自分の全てを受け入れた上で前に進んでいこうと決めたことがあるので、勇気を絞って書くことにしました。

 

実は私、海外移住してから現地の病院でADHDと診断されました。一昨年あたりから物忘れや仕事でのポカミスが増えて、それが海外移住してから更に悪化して、日常生活や仕事に支障をきたすようになっていたんです。

 

例えば、食事の準備をしている途中で仕事の資料を作り始めてしまい、焦げた匂いで料理が火にかけっぱなしだったことに気付くとか、在宅勤務している時に、散らかっている部屋が気になって掃除を始めてしまい、大事なウェブ会議をすっぽかしてしまうとか。


「自分はADHDなのか」と疑い、ウェブの簡易診断を受けてみたものの、当てはまる症状とそうでないものが半々で、何とも言えません。
 
たまたま東京に出張する機会があった時に、某クリニックで脳のスキャンをしてもらったことがあるのですが、1回数万円もするTMSという電磁治療が20回必要ですと言われました。検査結果を待っている時にネットで検索したら、TMSがADHD治療に効果があるというエビデンスはないことが分かり、それを医師に指摘したところ、曖昧な回答しかしてくれなかったので、怪しいと思い治療はしないことにしました。
 
そもそもこのブレインクリニックではADHDの診断すらできないということだったので、まずは実績のある心療内科に診てもらおうと思い、子供の中耳炎や自分の副鼻腔炎でいつも通院している総合病院で予約を取りました。去年の秋のことです。
 
診察室に通されると、精神科医からADHD診断のための定型の質問を聞かれ、その後幼少時のことを根掘り葉掘り聞かれました。ADHDは先天性のものなので、幼少期からその症候が出ていたのかを確認していたのだと思います。
 
1時間ほど質問が続いた後、ADHDという診断を言い渡されました。薬物治療はできるだけ避けたかったので、行動セラピーなど薬にを使わない治療を希望しましたが、劇的な効果が期待できないということで、精神刺激薬を処方されました。
 
自分がなぜ物忘れやポカミスが多いのか原因が分かって安心した一方で、これから一生薬に依存しないといけないのかと家に帰る車の中で悲観したのを覚えてます。
 
その日、家に帰った後、妹と近しい友達には、ADHDと診断されたことを伝えました。友達からは、冗談半分で「やっぱりね」と揶揄われ、「でも(ADHDの)短所を補って余るほどの長所があるから気にしなくていいよ」と言われて、少しだけ気が楽になりました。<続く>