アラフォーゲイの子育て奮闘記

代理母出産で子供を授かったゲイ男子の育児日記

姉さん元気にやってますか?

昨日久々に姉さんの夢を見ました。

 

厳密に言うと姉さんが出てこなく、姉さんをただひたすら探すと言う夢でした。

 

今自分が仕事で悩みを抱えていて、姉さんが生きていたら相談したかったと、心が無意識に望んでいるのでしょうね。

 

姉さんは30代の時に癌を宣告されました。それがステージIVだったことや、主治医ですらCTスキャンを診て絶句するほど酷い状態だったことを知ったのは、姉さんが死んだ後でした。

 

それまで家族に余計な心配をかけまいと、平静を装って、ひとりで闘病していましたね。

 

治療を放棄したこともありましたね。その時自分は「無責任だ」と姉さんを非難しました。

 

今考えると、姉さんは自分なんかよりもずっと死と真剣に向き合っていて、時には人生に絶望したり、時には人生を達観していたのでしょう。

 

姉さんは、がんはあなたの命を奪う3日前まで、誰にも助けを求めませんでしたね。いや、本当は助けを求めていたのかもしれない。でもそれに自分は気付いてあげられませんでした。

 

自分は姉さんを弱い人間だと思っていました。でも、実際は、自分よりも何十倍も何百倍も強い人でした。

 

姉さんが抱えてきたもの、姉さんが闘ってきたものに比べたら、今の自分の悩みなんて些細なものです。

 

姉さんに会いたいな。会って、姉さんの前で思いっきり泣きたいな。