現地時間の先週金曜日に採卵行われました。当日は気が気でなくて夜中に何度も起きてはクリニックからメールがきていないか確認していましたが、最終的に連絡が届いたのは土曜日の朝9時頃でした。
事前の超音波検査で確認できている卵胞は8個だったのですが、最終的には12個の卵子を採卵することができました。これは良いサプライズでした。
排卵された卵子の寿命は約24時間なので、採卵後すぐに受精が行われますが、全ての卵子に受精させる訳ではなく、成熟した卵子のみが選ばれます。今回は採卵した卵子のうち3個が未成熟だったので、9個のみ受精させることができました。12個採卵できたと喜んだのも束の間。この時点で1/4の卵子が脱落してしまいました。
卵子の成熟度って何で決めるんだろうと調べてみたところ、極体と呼ばれる卵子から放出された染色体と細胞質の塊の有無によって判断されるようです。体外受精をするためには卵子がMII期になければいけないのですが、「極体がある=MII期」ということになります。
体外受精後は、専用の培養液で受精卵をします。受精卵が細胞分裂を開始した時点で「胚」になるので、このプロセスは胚培養と呼ばれています。通常は受精操作の翌日を1日目とカウントして、約1週間受精卵(胚)の成長を観察していきながら、胚移植に使う受精卵を選別していくことになります。
この段階ではIPも卵子ドナーも代理母も何もすることはできません。運命は胚培養士の技術と受精卵の生命力に委ねられています。1つでも多くの受精卵が正常な胚に成長しますように。