サロ活登場人物第3弾はIVFクリニックです。自分も先日胚移植を終えたばかりなので、非常にタイムリーな話題です。
IVFクリニックには、採精、採卵、胚培養、体外受精、胚移植をしてくれる医師やスタッフがいて、サロ活を始めた比較的早い段階で決めていくことになります。サロガシーエージェント同様、口コミサイトやランキングもありますから、それらを参考にしてもいいでしょうし、サロガシーエージェントに懇意にしているクリニックがないか聞くのも良いでしょう。
料金は上記のサービス全てを含めて500万円程かかります。当然1回の胚移植では成功しない可能性があるので、その場合には追加の支払いが発生する可能性もありますが、クリニックによっては成功保証プログラムといって、成功するまでは何度でも追加料金なしで胚移植をしてくれるところもあります。当然、基本料金は高くなりますが、卵子ドナーが高齢であったり、妊婦となる人が妊娠しにくい体質だったりした場合には、こうしたプログラムを利用するメリットがあります。
卵子ドナーも代理母も、最終的にはクリニックの医師が承認するまではマッチングできません。卵子ドナーが精子ドナーと同じ遺伝子疾患を持っている場合、代理母の過去の出産で問題があった場合などは、却下されることも十分にあります。エージェント自身も、産科婦人科医に頼んで代理母候補者のメディカルスクリーニングを行ってはいるのですが、IVFクリニック医師の方が厳しい基準を持っているので、自分が利用しているエージェントから推薦される代理母候補も2人に1人は脱落しているようです。
まあ、うちのエージェントは厳しいことで有名なので、極端な例かもしれませんが、逆にそれを聞いて自分は安心しました。営利目的の医師だったら、どんな代理母を受けてしまってもいい訳ですからね。ですから、IVFクリニックを選ぶ際には、代理母スクリーニングの基準を聞いて、判断基準にするのもいいでしょう。それと同時に、各クリニックの実績を確認するのも忘れずに!
最後に先生との相性も大事だと思います。IP目線で見ると、IVFクリニックは採精の時に直接会う機会があるものの、全てがうまくいけば、代理母が妊娠7週目で「卒業」することになります(その後は代理母の地元の産科婦人科医にバトンタッチ)。腕さえ良ければ多少馬が合わない先生でもいいかな~と考えてしまうかもしれませんが、代理母の方がその医師と何回かあって、しかも実際に胚移植までされる訳ですから、彼女にその医師を信頼してもらえそうかという視点を持つのも大切だと思います。