アラフォーゲイの子育て奮闘記

代理母出産で子供を授かったゲイ男子の育児日記

残念な知らせ・・・からの決意

とぼとぼ歩いている人のイラスト(女性)
以前に卵子提供をしたことのあるアメリカ人の知人がいます。D美とでもしておきましょう。彼女は匿名ではないオープンドナーだったので、今でもIPと連絡を取り合いながら良好な関係が続いています。サロガシーに対してそうしたポジティブな体験をしたからなんでしょうね、今度は代理母になりたいと思い立ち、自分がサロ活を始めた後に代理母としてエージェントに登録していました。

 

自分がキリ子さんとマッチングしたのと同じ時期に彼女もIPとマッチングしたので、お互いに喜んでいたのを覚えています。自分が代理出産契約に手間取っているうちに、D美の方はとんとん拍子に話が進んで、なんと先月既に胚移植まで終わりました。それを聞いて、冗談混じりに「自分の方が先にサロ活を始めたのにD美に追い越されちゃった〜」なんてつい最近まで話していたんですよ。

 

昨日たまたま別件で彼女とSkypeで話す機会があったんですが、いつもはオンにしているビデオを消していたんですね。おかしいな〜と思って、Skypeを切った後にまたチャットし直したところ、「実は流産しちゃったんだ」と告白がありました。6週目だったそうです。気付いたらD美より先に自分が泣いていました。

 

この週数の流産は、大抵染色体異常が原因なので、彼女のせいじゃないよって言葉をかけたのですが、とても責任を感じているようで、彼女の目からも涙が溢れています。「IPだってリスクがあるのは知っていたはず。D美のことを決して恨んでいないよ」と続けます。でもどんな言葉をかけても、今の彼女には通じないようでした。最後はただ呪文のように「大丈夫、大丈夫」唱えることしかできませんでした。

 

実はこの2ヶ月間で同じような経験をした知人が他にも2人いて、サロ活の難しさを改めて感じさせられてしまいました。みんな頭では分かっているんです、成功率を。でもね、実際に成功しなかった側になると、やっぱりショックが大きいんですよ。これはサロガシーに限らず、妊活をしている全ての男女に言えますよね。

 

自分の代理母もいよいよ来週胚移植をします。成功率は8割。裏を返せば2割の確率で自分もD美と同じ立場になる。自分はその時どう感じるのか?すぐに次のアクションに移れるのか?不安材料を挙げたらキリがないんですけど、子供が欲しいならサロ活という時に過酷な道のりをしっかり前を向いて歩き続けなければならないんですよね。D美、今は辛いかもしれないけど、お互い頑張ろう。