7週の赤ちゃんは「胎児」ではなくまだ「胎芽」と呼ばれていて、大きさはブルーベリー大(約1cm)、体重は約4gしかありません。確かに小さいけれど、受精卵が1mm程度の大きさだったことを考えると、この5週間で10倍にも成長したんですね。
キリ子さんからは先日の検診時に撮ったエコー動画が送られてきて、胎芽だけでなく、そのすぐ横にある卵黄嚢もバッチリ見えていました。卵黄嚢は赤ちゃんのお弁当のようなもので、胎盤が形成されて母体から赤ちゃんに栄養が送られる仕組みができる15週まで、赤ちゃんに栄養を送る続けるだけでなく、肝臓が出来上がる妊娠2ヶ月までは造血機能まで果たしています。エコー画像にも胎芽と卵黄嚢が繋がっている様子がしっかり映っていて、卵黄嚢に思わず「我が子をよろしく」とお願いしちゃいました。
最初は魚のような形をしていた赤ちゃんも、7週頃には頭と胴体に分かれて「ヒト」らしくなるようですが、エコーで見るまだどちらかというちおタツノオトシゴみたいでした。でもこの時期は器官形成期と呼ばれていて、赤ちゃんの主な器官の基礎がつくられているそうで、脳や脊髄、目や耳の神経などが急速に発達し、心臓、や肝臓、胃などの臓器の分化も始まっているんだとか。確かに心臓の拍動はエコーでもきちんと確認できました。
妊娠7週目に入ると妊娠症状が顕著になってくると言われますが、実際キリ子さんも軽い悪阻や腰痛、疲れなんかが出てきていようです。妊娠が継続している裏返しでもあるので、妊婦さんには大変申し訳ないですが、これから安定期に入るまで頑張ってほしいところです。