アラフォーゲイの子育て奮闘記

代理母出産で子供を授かったゲイ男子の育児日記

代理母と再会した時に目を疑った光景

アメリカ滞在18日目】

陰性証明書をもらってホテルへ戻り途中、「新生児のPCR検査も例外的にやってあげるよ」とクリニックから連絡がきたんですが、この日の夕方代理母がホテルにくることになっていたので、明日検査をすると伝えて電話を切りました。実はこの時検査をしなくて良かった理由が他にもあるんですが、その話はまた後日改めて。

 

自分と母親がホテルに戻るのとほぼ同じタイミングで代理母と彼女のお嬢様もホテルにやってきました。自分と代理母は病院で1度会っていますが、お嬢様とは初対面。母は2人とも会うのは今回が初めてです。代理母帝王切開2日後に退院した時も驚きましたが、わずか1週間後にはこうやって外出しているのをみて再度驚きました滝汗順調に回復しているようで良かったです。

 

病院で会った時は時間があまりなかったので御礼を言う程度でしたが、今回は妊娠中のエピソードからケースマネージャーの愚痴(笑)、今後の関わり方など、1時間ほどかけてたっぷり話しました。バースプラン上の決まりで、病院にいる時は代理母は子供を抱いてはいけなかったのですが、代理母が愛おしそうに子供を見つめていたのに気付いたので、「良かったら抱いてみる」と提案しました。

 

9ヶ月もお腹の中に宿していた子ですから、それは愛おしいですよね。代理母が息子を嬉しそうにベビーカーから持ち上げ、胸に抱きかかえたその瞬間・・・なんと息子が代理母の胸を探して吸す仕草をしたのですポーンポーンポーン自分を産んでくれた母親だって分かるんだなあと思うと感動的でしたね。それは代理母も同じようで、彼女の目にはうっすらと涙が浮かんでいるのが見えました。

 

話は尽きなくて、いくら話しても時間が足りなかったんですが、別れの時間が近づいてきました。代理母は、この日のためにベビー服などのプレゼントを用意してくれていて、最後にそれを受け取りました。その中には、代理母から自分と息子へのメッセージカードも入っていて、いつも息子のことを心の片隅に留めておくこと、そしてこれからもずっと連絡を取り合いたいと書かれていました。

 

前にも書いたように、妊娠中は割とコミュニケーションが淡白な方だったので、こうしたメッセージをもらったことは嬉しい驚きでした。息子の一生の宝物になることでしょう。定期的に連絡を取り合うことは勿論ですが、いつかまたこの地に戻ってきて、代理母と息子を再会させようと誓ったのでした。