アラフォーゲイの子育て奮闘記

代理母出産で子供を授かったゲイ男子の育児日記

妊娠菌とフェイクニュース

解決の糸口が見えないウクライナ情勢。ウクライナ国民のことが心配なのは勿論ですが、自分がそれ以上に気を揉んでいるのが、代理母やIPのこと。彼らは安全な場所にいるのか、産院や役所が最低限機能しているのか。代理出産経験者として、とても気にかかります。

 

連日流れてくるニュースも、どれがより真実を伝えたもので、どれが歪曲されたフェイクニュースなのか正直分かりません。先月ウクライナに滞在中の日本人の方と話す機会があったのですが、少なくともその時は、日本で報道されていた程状況は緊迫していないようでした。今はその方と連絡が取れていないので、最新情報は伝わってきていませんが、悪化していることは間違いないでしょう。いずれにしても、ニュースの受けて側にも内容の真贋を見極める眼が問われますね。

 

最近たまたま読んでいた不妊ブログで、「妊娠菌」という言葉を見かけたんですよ。妊婦に接したり、妊婦が触った食べ物や物をもらうと、妊娠しやすくなるというジンクスで、勿論医学的根拠はありません。他にも、陣痛中に赤富士を描いてもらうと自分も妊娠できるだとか、胚移植後に渡蟹のパスタを食べると妊娠しやすくなるとか、不妊界隈でのこうした迷信って多いですよね。

 

そういうのを見ると、日本ってやっぱり性教育が遅れてるよなと感じるのですが、ふと最近、こうした迷信ってフェイクニュースと似ているなと気付きました。最初は誰かが勘違いしたか、悪意を持ってか、あるいは冗談半分で言い出したものが、繰り返し伝えられることによって、一部の情報弱者が信じるようになってしまったのではないかと。

 

これがコロナワクチンや選挙結果の陰謀論となると、不利益を被る人が多数出てくるので、当然問題視すべきですが、妊娠に関する迷信だって、不妊治療している人が本気でそれを信じてしまい、本来知っておくべき他の情報から遠ざけられてしまったとしたら、子供を授かる確率が低くなってしまうわけですから、「単なる迷信」で済ませられる問題ではないと考えてます。

 

不妊に悩んだことがない男性の貴方には分からない」と批判を受けるかもしれませんが、みなさんはどう思います?