アラフォーゲイの子育て奮闘記

代理母出産で子供を授かったゲイ男子の育児日記

余命宣告②

姉の余命が数週間から数ヶ月と告げられた後、母が医師と病室にいる姉を訪れ、告知をすることになっていました。ところが姉は意識が朦朧としていて話ができる状態ではなかったので退散。母と医師が私のいた受付エリアまでおりてきてくれました。

 

今後は医師と対面で話しましたが、内容は先ほどと同じ。姉は既に一番強い抗がん剤を使っているので、あとは放射線治療しかないこと。でもその放射線治療も規定の線量を超えているため、これ以上できないこと、即ち治療法がないことを伝えられました。この日病院に来れなかった妹は電話越しに話を聞いていましたが、啜り泣く声が電話の向こうから聞こえてきます。

 

一通り話が終わると、息子を母に預けて、今度は自分が姉の病室へ行ってみることにしました。ちょうど姉が起きていたので、検査の結果がよくなかったこと、そして余命が数週間であることが医師から伝えられました。

 

姉は倦怠感のためかほとんど話すことはできなかったのですが、告知された瞬間だけ「え〜」と声をあげました。その後、延命治療をするかどうか尋ねましたが、ショックだったのか、それともまた眠りに落ちてしまったのか、反応することはありませんでした。<続く>