アラフォーゲイの子育て奮闘記

代理母出産で子供を授かったゲイ男子の育児日記

新しい希望に忍び寄る影④

姉の余命宣告についてはこちらをご覧ください。

自分が海外出張に行くことになり、保育園の送り迎えと朝晩の息子の世話を姉に頼みました。週末は妹に育児を手伝ってもらっているのですが、妹は在宅勤務ができないので、平日は姉にお願いすることにしたのです。

 

出張前日から姉が泊まりにきてくれていたのですが、更に体調が悪化しているようで、ひとりで息子の世話をするのは難しいだろうと判断しました。そこで急遽母も呼んで、2人体制で息子の世話をしてもらうことになったのです。

 

実はこれ以前から姉は37度後半の微熱や頭痛や鼻からの出血が続いていて、いつも辛そうにしていました。昨秋から税理士試験のために通い始めた予備校も、年が明けてからは休んでいて、仕事をこなすので精一杯という状況でした。この頃姉は耳鼻科にも通っていて、そこで副鼻腔炎と診断されたので、微熱や頭痛といった症状はそこからきているのだろうと考えていたようです。

 

出張中は母が毎日のように息子の写真や動画を送ってくれましたが、その中に姉の姿がほとんどないのが少し気になっていました。そして出張が終わり家に戻ってきた日は、姉は自分の寝室でほぼ1日中寝込んでいました。

 


↑姉の上にのしかかる息子。出張中に姉が送ってくれた唯一の写真でした

日に日に弱っていく姉が心配になった自分は、姉に元気を出してほしかったのと、もしかしたらしばらくは一緒に旅行に行けなくなるのではないかと思い、急遽沖縄への家族旅行を計画することにしたのです。ただし表向き家族にはGWだからと伝えておきました。<続く>