アラフォーゲイの子育て奮闘記

代理母出産で子供を授かったゲイ男子の育児日記

姉の思い出④

姉の余命宣告についてはこちらをご覧ください。

40歳を目前に看護学校に入学した姉。学校が始まってから数ヶ月後に電話で話した時には、「難解な医学用語を英語で覚えなければいけないから大変よ」なんて嬉しそうに話していて、充実した学生生活が伺えました。州毎にナースプラクティショナーの給与相場が違うから、資格を取ったらなるべく給与の高い州で仕事を探したいとも語っていました。

 

無事最初の学期が終わり、次の学期も終わろうとしていた頃、姉と電話で話している時に鼻がむずむずすると言っていました。時期的にちょうど今頃だったので、「アメリカでも花粉症があるのかな〜」なんて話をしていました。そこで自分は日本から花粉症予防になるという免疫力を高めるサプリを送ってあげました。

 

サプリが姉の手元に届いた頃を見計らってまた電話をすると、鼻の症状が治ったのでサプリは必要なくなったと話していました。それなら良かったと安心したのですが、その翌月に電話をした時に、今度は目が霞むようになったと言い出しました。

 

今度こそ医者に受診すべきだと説得して、姉は自分がかよう看護学校の附属病院に行きました。眼科で診察してもらったところ全く異常なし。ただ気になる点があるので、念のため耳鼻科の受診を勧められました。言われた通り姉が耳鼻科を受診すると、なんとすぐに入院・手術することになったのです。<続く>