アラフォーゲイの子育て奮闘記

代理母出産で子供を授かったゲイ男子の育児日記

新しい希望に忍び寄る影⑦

姉の余命宣告についてはこちらをご覧ください。

美ら海水族館へ行った翌日は琉球村というテーマパークへ行くことになっていたのですが、レンタカーが借りられなかったので、路線バスを利用しました。ところがゴールデンウィークということもあり、道路は大渋滞。那覇から通常1時間で行けるところが、2時間近くかかってしまいました。

 

姉はバスの中で非常に辛そうにしていて、何度も何度も座り直していました。琉球村に着いてからは前日同様車椅子で園内を移動しました。最初のうちは家族やテーマパークのスタッフと会話ができるくらい元気で、島唄のライブ演奏なども楽しんでいたのですが、1時間もすると車椅子の上でぐったりとするようになってしまいました。

 


↑沖縄の古民家があったりして沖縄気分をそれなりに楽しめる施設でした

 

美ら海水族館と比べて見どころが少なかったので、2時間ほど滞在した後、ホテルに戻ることにしました。帰りもやはり渋滞に巻き込まれ、姉はずっと目を閉じながら辛そうにしていました。滞在時間よりも移動時間の方が長くなってしまい、姉の体力を消耗させてしまったので、琉球村には行かなければ良かったと後悔しています。

 

その日も姉はホテルに戻った途端ベッドに倒れこんでしまったので、母と妹、息子と自分の4人だけで夕食を食べに行きました。姉はアグー豚のしゃぶしゃぶを食べたいと言っていたので、それは翌日にとっておくことにして、この日は沖縄料理を食べました。でも結局姉はこれ以降食事らしい食事をすることはありませんでした。それが恐らく東京へ戻ってからも続いていて、体力がどんどん衰えていきました。<続く>