アラフォーゲイの子育て奮闘記

代理母出産で子供を授かったゲイ男子の育児日記

10年後に明かされた姉の癌の真相①

早いもので姉がこの世を去ってから2ヶ月半以上が過ぎました。亡くなった直後は、愛犬の散歩をしている時やシャワーを浴びている時に無意識に涙が出てくることがありましたが、今はそういったこともなくなり、姉がいないニューノーマル(新常態)にも大分慣れてきました。

 

姉はアメリカに留学中の10年前に癌が分かりましたが、当時のことをよく知る人に今日会う機会がありました。姉が居候をしていたSさんの子供(といっても皆さん私より年上)です。特にSさんの長男とそのパートナーは、姉が癌を告知された時に同席してくれていたので、姉と同じかそれ以上に病気のことを理解していた人たちです。

 

その彼らにどうしても聞いてみたかったことがあります。それは、当時の姉の病状と癌を告知された時の姉の反応です。予想以上に悪い診断だったということは以前にも聞いたことがあったのですが、詳細は知らされていなかったのです。10年後にはじめて明かされた真相は大変ショッキングなものでした。

 

まず癌の病期ですが、既にステージ4だったということです。ステージ4は、「原発巣から他の臓器へ転移している状態」ですが、甲状腺癌が既に脳にまで転移していたらしいです。ただ単に脳に転移していただけではなく、MRIスキャンを結果を見せてくれた医師が言葉を失うほど腫瘤が広範囲に及んでいたそうです。<続く>