ひとり息子と海外移住したシングルファザーのサロカツです。海外移住してつくづく感じるのが貧富格差です。
日本でも当然貧富の差はありますが、普段生活をしている中で、それを目の当たりにする機会はあまりなかったんですね。ところが、こちらに来てからは、色々な場面で貧富格差を感じるようになりました。
例えば、この間スーパーで買い物をしてレジでお会計をしようと並んでいる時、ふと前のお客さんが支払いで使っているクレジットカードを見たら、地元の銀行のVIPカードだったんです。VIPカードといっても、年会費を払えば加入できるようなものではなくて、そのカードは、預金残高が日本円にして約6億円ないと入会できない招待制です。ブラックカードのようなものですね。
金融資産だけでそれだけあるということは、不動産なども加えたら、更に多くの資産を持っているだろうことは容易に推測できます。そういう家庭は、教育にも多大な投資を行うでしょうから、うちのような庶民の家庭は相当工夫していかないと、教育格差が生まれ、それが経済格差を助長していくということになります。
こういうことを肌で感じて、親としての責任感をより一層強く持てるようになったことも、海外移住のひとつのメリットでした。