アラフォーゲイの子育て奮闘記

代理母出産で子供を授かったゲイ男子の育児日記

生きていてくれるだけでありがとう

1歳の息子を連れて海外移住したワンオペシングルファザーのサロカツです🙇🏻‍♂️

 

最近息子がついにイヤイヤ期に入ったようで、子育てに苦労しています。自分自身も仕事がうまくいっていなくて心に余裕がなく、ついつい子供に強く当たってしまうことも度々ありました。

 

その度に、自己嫌悪に陥って、更に余裕がなくなるという悪循環を起こしていました。

 

2年前の今日に書いた記事をふと読んで、思わずハッとさせられたことがありました。

 

それは、沖縄旅行でひめゆりの塔へ行った時のエピソードでした。

 

自分が最も印象に残っているのが、生存者の証言映像です。その中で、こんなことを語っている女性がいました。「私たちは兵隊は皆最期『天皇陛下万歳』って言って死ぬって教育されてきました。でも実際にそんなことを言って亡くなった兵隊さんはいなくて、みんな『お母さん、お父さん』って言って死んでいったんです(要約)」

 

これを聞いて思わず息子を抱きしめ涙を流してしまいました。今でもウクライナをはじめ、地球のどこかで戦争が起こっています。軍人、民間人問わず、同じように死んでいっている人がいるのではないかと想像すると、胸が張り裂ける思いです。

 

これを読んだ時に強く感じたのが、「子供が生きていてくれること自体が既に奇跡なんだ」ということでした。子供が自分の言うことを聞いてくれないという悩みなんて、戦争で子供を失うことの辛さに比べたら、取るに足らないことです。それなのに自分は何をそんなにピリピリしていたんでしょうね。

 

奇しくも今日はこどもの日。息子と一緒に暮らしていられることに感謝しながら、もう一度初心に戻って、自分の未熟さを認識し、常に向上心を持って、再度育児に取り組んでいこうと思います。