アラフォーゲイの子育て奮闘記

代理母出産で子供を授かったゲイ男子の育児日記

代理出産は諦めも肝心

1歳の息子を連れて海外移住したワンオペシングルファザーのサロカツです🙇🏻‍♂️

 

 

原因不明の着床不全が3回続き、脂質抗体症候群以外は他に原因が考えられないということで、キリ子さん(代理母)に検査を受けてもらいました。

 

脂質抗体症候群というのは、血中に抗リン脂質抗体とよばれる自己抗体が存在して、さまざまな部位の動脈血栓症や静脈血栓症、習慣流産などの妊娠合併症をきたす疾患です。

 

キリ子さんは過去にそうした問題がなかったので、確率としては極めて低く、75万円近く払ってまでする検査ではないとIVFクリニックのパー子先生から言われたのですが、もし仮にそれが原因だったとして、治療可能なのであれば、キリ子さんを信じて再度チャレンジしたかったのです。

 

逆に脂質抗体症候群でもないなら、原因不明ということで、完全に諦めがつくと思ったので、どちらにしても検査をやりたかったのです。

 

検査結果は4、5日で出ました。結果は・・・陰性。パー子先生の予想通りでした。結局3回続いた流産の原因は分からず、何も対策が立てようがないことが決定的になりましたが、「できることは全てやったから後悔はない」と踏ん切りがつきました。

 

あとは、どうやってキリ子さんにシブリングジャーニーを終わらせることを伝えるかです。彼女には非はないと考えているので、代理出産契約を解除されることが、彼女の責任に起因すると感じてほしくなかったのです。

 

とても繊細な話になるので、誰がどの順番で何を言うかのか、パー子先生と代理出産エージェントを交えて綿密に計画を立てました。<続く>