アラフォーゲイの子育て奮闘記

代理母出産で子供を授かったゲイ男子の育児日記

排卵誘発始まる

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勝子さんが先週カリフォルニアに行き、排卵誘発前の診察を受けてきました。何も問題がなかったので、昨日から排卵誘発剤の投与が始まりました。

排卵するためには、まず脳の視床下部から下垂体を刺激するホルモンが分泌され、その刺激で下垂体からゴナドトロピンと呼ばれるホルモンが分泌されます。このゴナドトロピンが卵巣を刺激して、卵胞(卵子の入った袋)が発育します。
参考:https://www.ivf-nagata.com/general_fertility_treatment.html

排卵誘発剤というのは、ゴナドトロピンの分泌を促進する、あるいはそれと同じ働きの薬剤の総称で、勝子さんの場合には、ゴナールFとメノピュールという2つの薬を使っていきます。なんとどちらも在宅自己注射です。注射が苦手なサロカツは勝子さんに敬意を表します。

勝子さんは既に東海岸にある自宅に戻ってきていて、現地時間今週金曜日にまたIVFクリニックで診察を受ける予定です。そして超音波で卵胞の大きさを確認しながら、排卵日を決定し、順調に行けば来週採卵手術を行うことになっています。

既にクリニックのドリ子から現在確認できている卵胞数もメールで連絡がありましたが、この卵胞全てが卵子になるのではなく、14mm程度に育った卵胞のうち卵子に成熟するのは7〜8割だそうです。(排卵時には卵胞は18-20mmにまで成長)

卵子の大もととなる"原子卵胞"といわれるものは、女性がまだ胎児のうちにすでにできていて、母親のお腹の中にいる時から、一生分の卵がすでにできているそうです。そして、いったんできたら、それ以降は細胞分裂して数が増えることができないという、非常に特殊な細胞です。単細胞のまま、一度できたらあとは数が減るだけです。

原始卵胞は妊娠5〜6カ月の胎児の頃が一番多く、500〜700万個あるといわれます。ところが生まれる時にはすでに200万個くらいに減り、思春期に入った頃で数十万個くらいになっています。思春期以降も1カ月に1,000個(1日約何十個)も減っていくというものなのです。
参考:https://ivf-asada.jp/tamago/tamago01.html

勝子さんの卵巣刺激がうまくいき、できるだけ多くの卵子が採卵できることをひたすら祈っているサロカツです。