うちの息子がなぜなぜを繰り返してくるというお話を前にしましたが、最近それに全部答えるのをやめました。理由は、自分で考える癖をつけさせるたいからです。
「なんで道路で遊んじゃいけないの?」という質問に答えるのは簡単です。でもそうしたら、息子は、常に正解が1つあって、それは誰かが決めるもの・与えてくれるものだと思ってしまいます。
受験勉強と違って、世の中には答えが何通りもある問題もあれば、1つもないものもあります。そして、それを自分で見つけて、他者に示していかないといけない立場になるかもしれません。その時のために、今から少しずつ訓練をさせています。
その成果が少し出たのか、先日保育園でこんなことがありました。担任の先生が生徒に「教室のドアで遊んじゃいけないのはなんでですか?」と聞いたそうです。これまでだったら、すぐに"Why(なんで)"と聞き返したであろう息子は、"No plyaing doors! Finger ouchie.(ドアで遊んじゃだめ。指イタイイタイ)"と答えたそうです。
文法的には動詞も接続詞もない稚拙な英語かもしれませんが、自分の意見を非母語の言語であってもきちんと表現できたということが素晴らしいと思いました。
自分の意見を言わせるというのは、なぜなぜに付き合うより時間を取られるので、忙しい時はすぐに答えをあげたくなってしまいます。でもそこを我慢して、これからは息子になぜなぜを繰り返していきたいと思います。