アラフォーゲイの子育て奮闘記

代理母出産で子供を授かったゲイ男子の育児日記

ゲイに育てられた子供と社会の解像度

昨日の夜にじいろかぞくのトークイベントに参加しました。ゲストはゲイのお父様に育てられたというツキネコさん。お父様がゲイだと知ったときの衝撃やツキネコさん自身が成人してシングルマザーとなったとき最大の味方となり、育児に伴走してくれたお父様やそのパートナーのことなどを赤裸々に話してくださいました。

 

自分はゲイであり且つシングルファザーでもあるので、ツキネコさんとお父様のお二人に共感することができ、とても貴重なお話を聞かせてもらいました。その中でも特に印象に残ったのが「マイノリティに育てられた子は社会の解像度が上がる」というお言葉です。ゲイの父親を持つことによって、ツキネコさん自身もマイノリティに対する感度が上がったそうですが、それを聞いて心が少し楽になりました。

 

というのも、自分がゲイでしかもシングルファザーとして子育てをすると決心した時、真っ先に心配したことは自分の世間体よりも子供の不利益だったからです。教育や自己肯定感の醸成、その他子供が成長する過程でマイナスの影響を与えてしまわないか懸念していたのですが、ツキネコさんが立派に育っていらっしゃるのを見るだけでなく、上記のような(ゲイ親に育てられることの)メリットもあることを指摘いただいて、自分も自身を持って子育てしていけば良いのだと気付かされました。

 

ツキネコさんのコメントの端々からお父様への尊敬が感じられたのですが、それは恐らくお父様が愛情を持ってツキネコさんを育てられたからだと思います。だから自分も息子にしっかり愛情を与えて育てれば、ツキネコさんのように立派な大人に成長してくれると信じて、これからもワンオペ育児に励んでいくつもりですグー真顔