アラフォーゲイの子育て奮闘記

シングルファザーの海外子育て備忘録

純日本人家庭がアメリカ教育移住前に続けた「おうち英語」

4歳の息子を連れてアメリカに大学院留学しているワンオペシングルファザーのサロカツです🙇🏻‍♂️

 

先日息子に英語の発音を直された話をした時に、くもんでフォニックスを勉強していることが関係していると書きましたが、もうひとつ思い当たることがあります。それは息子が0歳の時から続けている英語の聞き流しです。

 

うちは父子家庭なので、国際結婚された家庭のように外国語を話す家族がいる訳ではありません。息子の教育言語を英語にしようと考えた時、どうやったら日本にいながら英語を触れるる機会を増やせるかが悩みでした。

 

時間やお金があれば、息子とつきっきりでおうち英語をしたり、英語のプリスクールに通わせるという方法もあるかと思いますが、残念ながらうちにはその余裕がありませんでした。

 

苦肉の策で考えたのが英語の聞き流しでした。自分が仕事や家事をしていて構ってあげられない時や外出時の移動時間に、インターネットラジオをつけて、ニュース番組からトークショウまで様々なジャンルの音声コンテンツを聴かせました。

 

1日わずか2時間程度だったとは思いますが、バイリンガルを育てるためには、1つの言語を習得するのに、最低でも起きている時間の10-25%はその言語に触れさせなくてはならないと書いてある論文を読んだことがあるので、1日12時間くらい寝ている1〜2歳児の子供の場合なら、2時間程度でも決して少なくはありません。(外国語習得に関する研究によると、動画や音声などの一方向的なインプットは、対話型のそれに比べて効率が悪いという結果が出ているので、1日2時間の聞き流しで十分という訳ではありません。)

 

ポイントは①動画ではなく音声のみだったことと②大人用の良質なコンテンツを聞かせたことの2点です。①に関しては、我が家が健康上の理由から2歳になるまでは動画を見ることを禁止していたのが理由ですが、②に関しては、自分が普段仕事や育児で忙しくてニュースを聞いたりする時間を確保できなかったので、息子の聞き流しを口実に自分の好きなコンテンツを流していたというのが正直なところですおいでニヤニヤ

 

その聞き流しにどこまでの効果があったかは分からないのですが、息子が2歳で初めて英語の保育園に通い始めた時、特に嫌がることはありませんでしたし、3歳でインターに通い始めた時も、担任の先生から英語のコミュニケーションは英語が母語のクラスメイトと比べても遜色ないと言われました。

 

気をつけていたのは、自分とのコミュニケーションの時は徹底して日本語だけを使うということです。変に英単語を混ぜたりすることは極力避けました。まず1つの言語(日本語)の基礎をきちんと築いた上で、もう1つの言語を習得してほしかったのと、日英混ぜないとコミュニケーションができないセミリンガルになってほしくなかったからです。

 

日本でバイリンガル育児を考えているけれど、時間やお金に余裕がなくて、何をして良いか分からないというご家庭は少なくないと思います。音声コンテンツの聞き流しであれば、無料で且つ隙間時間にすることができますから、是非試してみてください。

 

因みに自分は聞き流しをするにあたって、型落ちした中古のスマホを購入しました。自分のスマホで聞き流しをしていると、自分がスマホを使いたくなった時に中断しないといけないからです。アンドロイド端末であれば値段も安いので、唯一お金が必要になるとしたらそれくらいでしょうか。