アラフォーゲイの子育て奮闘記

代理母出産で子供を授かったゲイ男子の育児日記

代理出産を振り返る⑧

サロ活最後の反省点は、子供や仕事のことばかりに集中してしまって、アメリカに一緒にきてくれた母のことを気にかける余裕がなかったことです。それは母も分かっていたことがとは思うんですが、もう少し母に子供の面倒を見させることで、疎外感を軽減することができたかなと思います。

 

ただ、子供の「世話をする」自分と孫を「あやす」母には気持ちのギャップがあるように感じて、子育てを任せられなかったというのが正直なところなんです。例えば、子供が泣き出した時に、母は「あら〜どうしたの〜」と笑いながら話しかけるだけだったんですね。でもそれでは泣き止むはずがないので、おむつが濡れてないか、お腹空いてないか、熱がないか確認してほしいというのが自分の期待だったんですよ。

 

ちゃんと思っていることを言葉にして伝えれば良かったんでしょうけど、自分の気持ちに余裕がなくて、「なんでそんなこともできないの?」とひとりでストレスを抱えてしまいました。そういう態度は表面にも出ていたでしょうから、母もどう子育てに関わっていいかのか余計に分からなくなってしまい、悪循環に陥ってしまったのではないかと思います。

 

同じようなことが帰国後育児を手伝ってくれた姉にも言えて、ミルクを飲ませる間隔が空きすぎたり量が少なかった時に、自分のやり方と違うとイライラしてしまい、近寄り難い雰囲気を出してしまっていたはずです。良くも悪くも、子育てを通して自分の長所や短所を再確認することができました。

 

これまで8回に分けてサロ活を振り返ってきましたが、その時々でできることはやってきたつもりなので、全体としては満足しています。失敗談や反省点を共有するのは抵抗がありましたが、代理出産を検討している方の参考になれば幸いです滝汗