アラフォーゲイの子育て奮闘記

代理母出産で子供を授かったゲイ男子の育児日記

責められるべきは女性じゃなくて日本の性教育

恋愛のイラスト(若者)

 

今月上旬に、就職活動中の女性が空港のトイレで出産し、そのまま産んだ赤ちゃんを殺害して、公園に埋めるという事件が世間を騒がせましたね。

 

 

自分が代理出産に挑戦していることや、周りに不妊治療をしている友達がいるので、こういうニュースを聞くと皮肉だなと思いますね。貯金と精神をすり減らしてまで子供を授かろうとしている人がいる一方で、天からの授かりものを自ら棄ててしまう人がいる訳ですから。

 

色々な事情があるにせよ、妊娠7ヶ月まで妊娠に気付かないというのが自分には理解できません。(もしくは気付いてたけど現実逃避していただけなのかもしれないですね。)だって、生理が止まる訳ですよ?いくら生理不順があるにしても、心当たりのある行為をした後生理がしばらく来なかったら、妊娠検査薬を使ってみようという発想にならないんですかね。この女性がたまたま無知だったのか、現在の日本の性教育で、最低限の生殖の仕組みを教えたないからなのか、よく分かりません。


女性が知らなかったら男性なんて尚更ですよ。自分だって、代理出産を始めるまでは、女性に月経があることくらいしか知らなくて、生理(経血)は卵子が出てきたものだと勘違いしてましたし、月経初日から数えていつが妊娠しやすいのかも分かりませんでした。男性にもしっかり性教育をすることによって、無責任な行動を減らすことにも繋がるのではないでしょうか。

 

もし自分に娘がいたら、「男性は無知で無責任だから、最後に身を守れるのは自分しかいないよ」と言い聞かせると思います。同時に、万が一思いがけない妊娠をしてしまったら、真っ先に自分に相談するようにも日頃から伝えておきます。妊娠だけでなく、悩み事全般についても同じです。

 

こうしたニュースがあると、女性だけが責められがちだと思いますが、事件の背景には、家族、教育、社会に関わる様々な問題があって、それらを一つ一つ解決していかないと、今後もこのような悲しい事件がなくならない気がします。