アラフォーゲイの子育て奮闘記

代理母出産で子供を授かったゲイ男子の育児日記

2020-01-01から1年間の記事一覧

メディクリ通過

代理母キリ子さんが2週間前に行った血液検査の結果が返ってきました。特に問題はなかったのですが、麻疹の抗体が少なくなっているとのことだったので、予防接種をしてもらいました。妊娠中の麻疹は重症化しやすく、流産・早産のリスクに繋がるばかりでなく、…

バラと子育ては似てる?

バ〜ラが咲いたバ〜ラが咲いた♫なんて唄ったら歳がバレますね(笑)。そもそも同年代でもマイク眞木のことは知らないだろうし。ただ小さい頃実家に「バラが咲いた」のレコード(!?)があって、この唄には思い入れがあるんですよ。 なんて前置きは良いとして…

代理母契約の内容(後編)

前回からの続きで、代理母契約の中身を紹介します。 サロガシーには人命がかかっています。だからこそ契約違反(Breach of the Agreement)事項に、IPとGCがやってはいけないことが記載されています。どちらかと言うとGCの方が細かく規定されていて、例えば…

代理母契約の内容(前編)

代理母契約書にはどんなことが書いてあるのという質問を読者さんからいただいたので、今日から複数回に分けて説明したいと思います。尚、弁護士によってフォーマットや内容に差異があるので、あくまでも参考程度にしてください。 まず最初に契約目的(Purpos…

おっさんとおっさん犬と子供

うちには今年で13歳になるマメという名前の柴犬がいるんですが、毎年この時期になると玄関で寝ている姿を多く見かけるになり、我が家の夏の風物詩となっています。どうやら大理石のタイルがひんやりして気持ち良いみたいです(笑)。 柴犬の13歳というのは人…

今更ですが代理母契約締結

今年1月に代理母契約を交わす予定だったGCが既婚者で、子供の日本国籍取得が難航することが予想されたため、破談になってしまってから早半年。ようやく新しいGCのキリ子さんと契約に漕ぎ着けることができました。 彼女のことは2月の段階で紹介されていたので…

胎児認知の手続確認

胚移植までまだ約2ヶ月時間があるので、今のうちに子供の日本国籍取得に必要な手続きを確認しておこうと思います。まず、おさらいですが・・・ 日本の国籍法では、「出生の時に父又は母が日本国民であるとき」は、その子は日本国籍を取得すると規定され、父…

着床前診断結果発表

実はPGT-A(着床前診断)の結果が出るのが遅れていて、パー子先生とのアポイントを再調整するか前々日にクリニックから相談されていたんですよ。でも他にも聞きたいことがあったので、結果が分からなくもアポイントをキープすることにしたんですが、なんとア…

子供のための掃除機

面倒臭がりの自分は、掃除は毎朝7時にセットしている掃除機ロボットにほぼ任せているんですね。目覚ましにもなるし、(時間はかかるけど)家中の床をほぼ100%カバーしてくれるので、とても重宝しているんですが、細かい場所やソファの上なんかは掃除できない…

妊活ブログから学んだこと

サロ活を始めてから約1年半が経ちましたが、生殖や体外受精の仕組みを理解したのは、お恥ずかしながら実はごく最近のことでした。男は、精子を提供すれば体外受精に関しては役目が終わったも同然なので、あまり深く考えることはなかったんですね。 ところが…

はっとさせられる瞬間

ここ1ヶ月は体外受精のことにすっかり気を取られていたサロカツですが、実は代理母との契約締結がまだ済んでいなかったので、今急ピッチでサロガシー弁護士と契約書の最終化を進めています。 契約書は勿論英語で書いてあって、約60ページに渡り、IPとGCそれ…

胚培養その後

4つの胚盤胞を凍結できたサロカツですが、まだまだ安心はできません。何故かというと、PGT-Aで異常が見つかった場合には、胚移植に使えなくなってしまうからなんです。 PGT-Aというのは、胚の染色体数を網羅的に調べる検査で、欧米では流産を防ぐ目的で日常…

薔薇と鳩

子供が生まれるまで気を紛らわせるために、我が家の植物コレクションを増やしているのですが、最近薔薇を購入しました。 お店には何十種類もの薔薇が売っていたんですが、病虫害に強く、且つ1年に何度も花が楽しめる品種の中からいくつか選びました。そのひ…

胚培養7日目

胚培養もいよいよ最終日。今日で「3BB」グレードの胚盤胞に成長していない受精卵は全て破棄されてしまいます。前日までに凍結された受精卵は3つ。発育スピードが落ちていて、見捨てられていた残りの受精卵ですが・・・ 1つだけが滑り込みセーフで「4AB」の胚…

胚培養6日目

いつものように日本時間の明け方に胚培養師からメールが届きました。今回は「4AB」と「4BA」2つの胚盤胞を凍結することができたようです。ただし、残りの4つの受精卵は発育スピードが落ちてきていて、凍結可能胚になることはないだろとの見立てでした。 既に…

胚培養5日目

胚培養3日目には4〜8個の細胞に分割していた受精卵(初期胚)が、更に発育すると、5日目には数十から100個程の細胞に分裂し、それぞれの細胞が独自の機能を持ち始めます。これが胚盤胞です。 胚の中央部分には胞胚腔と呼ばれる空洞ができ、胞胚腔が広がるに…

紫陽花植え替えしました

この間ご紹介した紫陽花ですが、見頃が終わったので、早めに剪定して植え替えをしました。お店で売っている時は小さな5号サイズ鉢に植えられていたんですが、案の定根がびっしりと張っていて今にも窒息しそうな状態。そんな訳で毎年植え替えるのも面倒なので…

胚培養3日目

胚培養も3日目になると、受精卵が4または8個の割球に分割し始め、それぞれの割球が均一の大きさで、細胞の破片がない状態の物が良いとされています。 出所:https://www.ferring.co.jp/infertility/treatment/in_vitro.html IVFクリニックからは、この日何個…

胚培養1日目

受精操作をしてから10〜20時間後、受精卵に中央に前核と呼ばれる核が2つ見えると、受精が成功したサインです。(前核が1個や3個のものは異常な受精卵として判断されます。) 出所:https://www.ferring.co.jp/infertility/treatment/in_vitro.html 自分の場…

採卵〜体外受精

現地時間の先週金曜日に採卵行われました。当日は気が気でなくて夜中に何度も起きてはクリニックからメールがきていないか確認していましたが、最終的に連絡が届いたのは土曜日の朝9時頃でした。 事前の超音波検査で確認できている卵胞は8個だったのですが、…

園芸に気付かされたこと

自称ガーデニングが趣味のサロカツですが、今までは植物を買って水やりしていただけなんですね。剪定や害虫駆除、施肥をほとんどしなかったので、枯らせてしまうことも度々あり、その都度新しい植物を買っていました。 このラベンダーもそんな自分のなんちゃ…

こういう時こそ冷静に

継続か中断かの決断を迫られた卵巣刺激。自分の将来の家族や大金がかかった一大事だというのに、判断を下すのに与えられた時間はわずか24時間でした。仕事でもそうですが、こういう切迫した状況下では感情的になって判断力が鈍ると言われているので、敢えて…

短い時間で迫られる選択

今朝パー子先生から電話で話したいとメールがありました。いつもはコーディネーターのドリ子がメールで進捗報告をしてくるだけなので、良いニュースでないことは容易に想像できました。 パー子先生の話を要約するとこうでした。現在の段階で卵胞数は10(先週…

感情のジェットコースター

ホルモン投与を始めた勝子さんが、卵胞の成長具合を見るためにIVFクリニックで診察を受けてきました。先週の段階で15個確認できていた卵胞が、昨日時点で8個に減っていたといるとのことでした。この8個はいずれも10-13mmの大きさに成長しているそうです。 14…

アンタゴニスト法

採卵に向けて排卵誘発治療を受けている勝子さんですが、排卵誘発にもいくつかやり方があるようで、患者の年齢や体質、通院制限や自己注射可否などに応じて、最も適切な方法が決められます。 今回勝子さんが行っているのはアンタゴニストと呼ばれる手法で、通…

排卵誘発始まる

勝子さんが先週カリフォルニアに行き、排卵誘発前の診察を受けてきました。何も問題がなかったので、昨日から排卵誘発剤の投与が始まりました。 排卵するためには、まず脳の視床下部から下垂体を刺激するホルモンが分泌され、その刺激で下垂体からゴナドトロ…

紫陽花〜元気な女性の花

サロ活がようやく再開したので、サロカツの趣味のひとつであるガーデニングについて今日はお話しします。 園芸に興味を持ったのは恐らく母の影響で、小さい頃は庭にも屋内にも沢山の植物がある環境で育ったサロカツです。マンションを購入する時も採光を重要…

代理母との連絡開始

今までDCのキリ子さん(もちろん仮名)とは、代理母エージェントのコーディネータやカウンセラーが同席している場でしか話をしたことがなかったんだけど、今日は初めて第3者抜きでパパから彼女にメールをしたんだ。 これから約1年間、シングルマザーとしてほ…

交渉の結果・・・

勝子さんから連絡がきて、卵巣刺激のためにカリフォルニアに飛んでくれることを了承してくれたよ!ただし条件があって、途中で1回地元に戻りたい(=追加で旅費を負担してほしい)んだって。 卵巣刺激から採卵までは2週間の時間を要するんだけど、ホルモン投…

卵巣刺激をどこでやるか

採卵の前には、ホルモン薬を使ってより多くの卵子を十分に成熟させたり排卵をコントロールするための卵巣刺激というプロセス(約2週間)があって、前半は卵子ドナーの地元のクリニックで、卵巣刺激後半〜採卵までをIVFクリニックで行うのが一般的なんだ。 自…